3月25日の祈祷会の内容です。

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祈祷会     サムエル記下8章「ダビデ王による統治」    2026.3.25

 サムエル記下7章では、ダビデ契約というのがありました。それまではモーセを通してのシナイ契約というものでした。シナイ契約の内容は、イスラエルの人々は神が与えてくださった律法を守ることによって、神から祝福を受けることができ、律法を破れば、神から呪いを受けるというものでした。ダビデ契約は、ダビデとその家であるイスラエルに対して、どのような悪いことをしても神の祝福は永遠の変ることがないというものです。神のイスラエルに関する契約が大きく変るものでした。これが、新約聖書のイエス・キリストの十字架へとつながっていくのです。

・8:1~14、ダビデの戦果

 ダビデ契約の成就として、ダビデはイスラエル王国を堅固なものとしていきます。イスラエル自身と周辺の地域を支配下に置いていきます。まず、ダビデはペリシテ人を討って屈服させ、ペリシテ人の手からメテグ・アンマを奪い、また、モアブを討ち、彼らを地面に伏させて計り縄ではかり、縄2本分の者たちを殺し、1本分の者は生かして置きました。モアブ人はダビデに隷属し、貢を納める者となりました。

 ダビデは次に、ツォバの王ハダドエゼルがユーフラテスに勢力を回復しようと行動を起した時に、彼を討ち、騎兵1700、歩兵2万を捕虜とし、戦車の馬は100頭を残して、その他はすべて腱を切ってしまいました。ダマスコのアラム人がツォバの王ハダドエゼルの援軍として参戦しましたが、ダビデはこのアラム軍22000をも討ち、ダマスコのアラム人に対しても守備隊と置きました。このようにしてアラム人もダビデに隷属し、貢を納める者となったのです。主はダビデに、その行く先々で勝利を与えてくださいました。ダビデは、ハダドエゼルの家臣がそれぞれ携えていた金の盾を没収してエルサレムに運びます。また、ダビデはハダドエゼルの町から大量の青銅を奪い取りました。

 ハマトの王トイは、ダビデがハダドエゼルの軍勢を討ち滅ぼしたと聞き、王子ヨラムをダビデ王のもとに遣わして安否を問わせます。トイ自身、ハダドエゼルと交戦中だったので、ハダドエゼルに対するダビデの戦勝を祝って、銀、金、青銅の品々を贈りました。ダビデはこれらの品々を、征服したすべての異邦の民のから得た銀や金と共に主のために聖別します。それは、アラム、モアブ、アンモン人、ペリシテ人、アマレクから得たもの、ツォバの王ハダドエゼルからの戦利品などでした。

 ダビデはアラムを討って帰る途中、塩の谷でエドム人18000を打ち殺し、名声を得ます。ダビデはエドムに守備隊を置くことにしました。守備隊はエドム全体に置かれ、全エドムはダビデに隷属するのです。主はダビデに行く先々で勝利を与えてくださったのです。このようにダビデ契約に基づいて、神はダビデに行く先々で勝利を与えてくださったのです。このようにして、ダビデによるイスラエルの統治は揺るぎないものとなっていきます。

・8:15~18、ダビデの重臣たち

 ダビデは王として全イスラエルを支配し、その民すべてのために裁きと恵みの業を行います。ここからはダビデを支える家臣たちの名前と役割が出ています。ツェルヤの子ヨアブは軍の司令官、アヒルドの子ヨシャファトは補佐官、アヒトフの子ツァドクとアビアタルの子アヒメレクは共に祭司、セレヤは書記官、ヨヤダの子ベナヤはクレタ人とペレティ人の監督官、ダビデの息子たちは祭司となったということです。

 ダビデ契約によって、神はダビデとイスラエルに揺らぐことのない国家を与えたように見えます。実際にイスラエル国家として立つことができました。そのダビデの王権を守るべきダビデの家来の名前とその役割を見てきました。ダビデ契約はダビデとそのイスラエル国家が永遠に存続するものではありません。実際に、イスラエル国家は、ダビデの後継者であったソロモンの死後に、南北に分裂し、北イスラエルはやがてアッシリアに滅ぼされ、南ユダはバビロニアによって滅ぼされます。その時に、南ユダの多くの人々がバビロニアの首都バビロンに捕囚として連れて行かれることになります。ペルシャの台頭によって、バビロン捕囚は解かれ、一部の人々はエルサレムに帰還することはできました。それでも、自治を獲得することはできず、イエス・キリストの時を迎えます。その後、イスラエルは対ローマ帝国との戦争を経て、約束の地を失い、全世界に放浪の時を過すことになります。その後、2000年間、約束の地に帰ることはできませんでした。帰って来た時からパレスチナとの中東戦争が起りました。その後、今のガザとイスラエルの争いとなっています。

 ダビデの後継者ソロモンが王として立った時に、ダビデの子アドニアが王として立とうということがありました。そのアドニアをヨアブは推薦する者となったために、ソロモンの指示でアドニアとヨアブをヨナダの子ベナヤが殺すことになっていくのです。ダビデ契約というのが、目に見える形でイスラエル王国の永遠性ではなく、イエス・キリストの十字架の救いとしての永遠性となっていくことを理解していきたいと思います。ダビデ契約が、イエス・キリストの十字架の救いへとつながっているのです。

祈り 神よ、聖書の学びと祈り時を与えてくださり、ありがとうございます。ダビデ契約について、ダビデとイスラエル王国の歩みをみてきました。ダビデ契約、すべての罪人である人間を救いに導くことは、やがて、イエス・キリストへの十字架につながっていることを確認しました。神の人間に対する深い愛がそこにはあります。私たちは罪人でありながらも、神の愛の中にあることを確認し、神の愛に答える者となることができますように守り導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                                」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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