4月15日の祈祷会の内容です。

scenic view of flowing river on a forest 祈祷会
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祈祷会     サムエル記下11章「ダビデとバト・シェバ」   2026.4.15

 ダビデはユダとイスラエルの王となり、エルサレムを中心の町と定め、そこに王宮を建てて住み、神の箱も置くようになりました。周辺の民族との戦いも続いていましたが、確固としてイスラエルの王として君臨するのです。ダビデの人生の中で順調な時だったといえます。人は苦難の時に神を求め、順調な時に神を忘れていくのでしょう。ダビデが順調な時に、大きな罪を犯してしまいます。

 イスラエルはまだ、アンモン人との戦いの中にありました。年が改まって、出陣して行きます。ヨアブとイスラエルの全軍が出て行きます。ダビデ自身はエルサレムに留まっていたのです。ある日の夕暮れに、ダビデは午睡から起きて、王宮の屋上を散歩していました。ダビデは屋上から、1人の女性が水を浴びているのに目を留めるのです。その女性は大層美しかったとあります。ダビデはその女性を調べさせます。それは家来ウリヤの妻バト・シェバでした。ダビデは使いをやって、彼女を召し入れ、ダビデのもとに来ると、床を共にしたのです。女性は家に帰りましたが、子を宿したので、ダビデに使いをやって「子を宿しました」と知らせました。

 十戒の第4戒に、「姦淫してはならない」というのがあります。ダビデは、この姦淫の罪を犯したことになります。姦淫の罪は石打ちの刑になります。いわゆる死刑です。ダビデはどうしてこのような罪を犯してしまったのでしょうか。女性の夫ウリヤは、自分の家来になります。自分の家来の妻と床を共にする。子を宿す。ウリヤの妻バト・シェバにすれば、ダビデ王の子を宿したことはとても大きな意味があったのだと思います。自分の子が、後にイスラエルの王となるかもしれないということです。

 ダビデがバト・シェバと関係を持ったことで、自分の子を宿してしまった。さて、ダビデはどうするのでしょうか。まず、自分の罪を隠そうとします。ダビデはヨアブにウリヤを送り出すように命じます。ヨアブはウリヤをダビデのもとに送ります。ウリヤが来ると、ダビデはヨアブの安否、兵士の安否を問い、また戦況について尋ねます。それから、ダビデはウリヤに「家に帰って足を洗うがよい」といいました。ダビデがしたことは、バト・シェバの夫ウリヤを家に帰すことでした。家で夫婦の歩みの中で、できた子がウリヤの子だとしようとしたのでしょうか。

しかし、ウリヤは王宮に留まり、家臣と共に眠り、家には帰りませんでした。ウリヤが自分の家に帰らなかったと知らされたダビデはウリヤに「遠征から帰って来たのではないか。なぜ家に帰らないのか」と尋ねるのです。ウリヤは「ヨアブも家臣たちも野営しています。私だけが家に帰って飲み食いしたり、妻と床を共にしたりできるでしょうか。私にはそのようなことはできません」と答えるのです。その答えをみると、立派な家臣だと思います。戦地で戦っている仲間を思う気持ちが全面に出ています。しかし、ダビデは困ってしまう訳です。ウリヤを家に帰すために、戦地から戻したのに、それでは意味がありません。ダビデはウリヤを招き、食事を共にして酔わせましたが、夕暮れになると退出し、家臣と共に眠り、家には帰りませんでした。そのためにダビデはウリヤを戦地に戻すことにするのです。

 ダビデは、ウリヤを自分の家に帰し、妻バト・シェバと床を共にすることを期待しましたが、適わず、戦地に戻します。翌朝、ダビデはヨアブにあてて書状をしたため、ウリヤに託します。書状には「ウリヤを激しい戦いの最前線に出し、彼を残して退却し、戦死させよ」と書かれてありました。つまり、ウリヤの妻バト・シェバを自分のものにしようと行動します。夫であるウリヤを誰にも知られずに殺してしまいます。わざと危険な場所に送り、戦死させるのです。その書状を受け取ったヨアブは実行していきます。町の様子を見張っていたヨアブは、強力な戦士がいると判断した辺りにウリヤを配置します。アンモン人は出撃してヨアブの軍と戦い、ダビデの家臣や兵士から戦死者が出ました。ウリヤも戦死するのです。ヨアブはダビデに戦いの一部始終について報告を送り、使者に、戦いの一部始終を王に報告を終えた時、もし王が怒って、「なぜそんなに町に接近して戦ったのか。城壁の上から射かけてくると分かっていたはずだ」といわれたら、「王の僕ウリヤも死にました」というがよいと伝えます。

 使者はダビデのもとに到着してヨアブの伝言を、すべて伝えました。使者はダビデに「敵は我々よりも優勢で、野戦を挑んで来ました。我々が城壁の入り口まで押し返すと、射手が城壁の上から僕らに矢を射かけ、王の家臣からも死んだ者が出、王の僕ウリヤも死にました」と伝えます。ダビデは使者に「ヨアブにこう告げよ。そのことを悪かったと見なす必要はない。剣があればだれかが餌食になる。奮戦して町を滅ぼせといって、彼を励ませ」と伝えるようにいいます。

 ウリヤの妻は夫ウリヤが死んだことを聞くと、夫のために嘆きます。喪が明けると、ダビデは人をやって彼女を王宮に引き取り、妻とします。彼女は男に子を産みました。ダビデのしたことは主の御心に適わなかったのです。ダビデは自分の思いの通りに、バト・シェバを自分の妻とすることができました。ダビデ王として自分の思いのままに行動しています。自分の行動は誰も知らない。ヨアブだけは知っているけれど、何もいわせないと思っていたのでしょうか。ダビデの行動、罪をすべて見ておられた方がおりました。神ご自身です。ダビデのしたことは主の御心に適わなかったこと、次に、ダビデはその罪の結果を問われることになります。自分の蒔いた種は自分で刈り取ることになります。今後、ダビデに辛い出来事が次々に起って来ます。ダビデを通して人間の弱さを見ることになります。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございました。ダビデの罪の行動をみてきました。今まで神に従って歩んで来たダビデ、イスラエルの王となり、権力を持ち、順調な歩みの中で、神に対して罪を犯してしまいました。どうして、ダビデはこのような行動をとってしまったのでしょうか。人の弱さなのでしょうか。ダビデの歩みを通して、自分自身と向き合うことができますように導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                               」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志)

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