5月6日の祈祷会の内容です。

brown mountain near body of water 祈祷会
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祈祷会     サムエル記下13:1~22「アムノンとタマル」   2026.5.6

 ダビデが、ウリヤの妻と関係を結び、子を宿させてしまいました。その結果として、ダビデはウリヤを戦死させ、ウリヤの妻を自分の妻としてしまいます。このことは神の御心に適いませんでした。神は預言者ナタンをダビデのもとに送り、ダビデの罪を指摘しました。その罪の指摘の結果として、剣はダビデの家から去らないこと、ダビデの家の中からダビデに対して悪を働く者を起すと告げられました。預言者ナタンのダビデの罪の指摘に、ダビデは素直に罪を認めて、「わたしは主に対して罪を犯しました」と告白しています。神はダビデの罪を赦すといいながらも、ダビデとウリヤの妻だったバト・シェバの最初の子を打たれ、その子は弱って亡くなってしまいました。2人の間には次の子としてソロモンが生まれるのです。

 ダビデは多くの妻たちがいました。その妻たちにはそれぞれ子どもたちが生まれていきます。ダビデの子にアブサロムとその妹タマルがいました。タマルは美しい人だとあります。ダビデの子にアムノンがいました。父はダビデですが、母がアブサロムとは違うのです。アムノンはタマルを愛していました。タマルは処女で手出しすることは思いもよらなかったとあります。タマルに対する思いにアムノンは病気になりそうだったのです。まだ、病気にはなっていません。アムノンには友人ヨナタブがいました。ヨナタブはアムノンに「君は、朝ごとにやつれていく。どうしたのか」と聞きますと、アムノンは「兄弟アブサロムの妹タマルを愛している」と答えます。

 そこで、ヨナタブは「病気を装って床に就くとよい。父ダビデが見舞いに来られたら、妹タマルをよこしてください。何か食べ物を作らせます。わたしに見えるように、目の前で料理をさせてください。タマルの手から食べたいのですといったらいい」といいました。アムノンは床に就き、病を装いました。ダビデが見舞いに来ると「どうか、妹のタマルをよこしてください。目の前でレビボット(心)という菓子を作らせます。タマルの手から食べたいのです」といいました。ダビデは宮殿にいるタマルに、兄アムノンの家に行き、料理をするようにといいました。タマルが兄アムノンの家に行ってみると、アムノンは床に就いていました。タマルは粉をとってこね、アムノンの前に出します。しかし、アムノンは食べず、側にいた者を皆、出て行かせます。彼らが出て行くと、アムノンはタマルに「料理をこちらの部屋に持って来てくれ。お前の手から食べたいのだ」というと、タマルは作ったレビボットを持って兄アムノンのいる部屋に入り、食べさせようと近づくと、アムノンはタマルを捕えて「妹よ、おいで。わたしと寝てくれ」といいます。タマルは「いけません、兄上。わたしを辱めないでください。イスラエルでは許されないことです。愚かなことをしないでください。わたしはこの恥をどこへ持って行きましょう。あなたも、イスラエルの中で愚か者の1人になってしまいます。どうぞ、王に話してください。王はあなたにわたしを与えることを拒まないでしょう」といいます。

 しかし、アムノンはタマルのいうことを聞かず、力ずくで辱め、タマルと床を共にしました。そして、アムノンは激しい憎しみをタマルに覚え、その憎しみは、タマルを愛したより激しかったのです。アムノンはタマルに「立て。出て行け」というと、タマルは「いいえ、わたしを追い出すのは、今なさったことよりも大きな悪です」と答えます。だがアムノンは聞き入れようとせず、自分の従者を呼んで「この女をここから追い出せ。追い出したら戸に錠をおろせ」と命じます。タマルは未婚の王女のしきたりによって飾り付きの上着を着ていましたが、従者がタマルを追い出し、背後で錠をおろすと、タマルは灰を頭にかぶって、まとっていた上着を引き裂き、手に頭を当てて嘆きの叫びをあげながら歩いて行きました。

 兄アブサロムはタマルに「兄アムノンが一緒だったのか。妹よ。今は何をいうな。彼はお前の兄だ。このことを心にかけてはいけない」といいました。タマルは絶望して兄アブサロムの家に身を置きます。ダビデはこのことを一部始終聞き、激しく怒りましたが、その後、アムノンに対して何もしないのです。アブサロムはアムノンに対して、いいとも悪いとも一切語りませんでした。妹タマルを辱められ、アブサロムはアムノンを憎悪するのです。

 アムノンがタマルを辱めたことは悪いことです。そのことに対して、タマルの兄アブサロムは怒ることは当たり前のことです。ここでの問題は、ダビデはこの出来事を知りながら、激しく怒っているといいながらも実際には何も行動しなかったことが、後々問題が更に大きくなっていくことになります。2年後、アブサロムはアムノンを殺してしまうことになります。更に、アブサロムは逃げて行きます。その後のダビデの対応が更に悪かったので、アブサロムはダビデに反逆することになります。こうして、イスラエルはダビデ軍とアブサロム軍に別れて内戦状態になっていきます。

 ダビデがバト・シェバとの間に犯した罪が雪だるま式に大きくなっていくのです。ダビデが犯した罪をダビデ自身が負うことになっていきます。それはダビデ個人に留まらず、イスラエル全体に影響を及ぼすことになってしまいます。ダビデは次々に起って来る辛い出来事にどうやって向き合うのでしょうか。ダビデを通して、人間とは何者かということを深く知ることができていきます。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございました。ダビデを巡る罪について見てきました。自分から始まったことが、次から次へと新しい展開が起って来ます。ダビデはどう向き合っていくのでしょうか。私たちはこのダビデから何を学ぶことができるのでしょうか。自分自身のこととして考えることができますように導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                               」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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