5月13日の祈祷会の内容です。

beach during sunset 祈祷会
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祈祷会     サムエル記下13:23~39「アブサロムの決断」  2026.5.13

 ダビデがウリヤの妻バト・シェバとの間に起した罪によって、神はナタンを通して、「剣はとこしえにあなたの家から去らないであろう。あなたの家の者の中から、あなたに対して悪を働く者を起そう」といわれました。この言葉が実現していくのです。

 ダビデの子アブサロムにはタマルという美しい妹がいました。ダビデの子アムノンはタマルを愛していました。妹タマルに対する思いにアムノンは病気になりそうでした。友人ヨナダブはアムノンにどうしてやつれていくのか、その理由を打ち明けて欲しいといいますと、アムノンは「兄弟アブサロムの妹タマルを愛している」と告げます。聞いたヨナダブは、「病気を装って床に就き、王が見舞いに来た時に、妹タマルをよこしてほしい。何か食べ物を作らせます。私に見えるように、目の前で作らせます。タマルの手から食べたいのです」というとよいとアドバイスをしました。それをアムノンは実行していきます。

 アムノンは床に就き、病を装います。王が見舞いに来ると、「どうか妹のタマルによこしてください。目の前でレビボット(心)というお菓子を作らせます。タマルの手から食べたいのです」といいます。ダビデは宮殿にいるタマルに、兄アムノンの家に行き、料理をするようにと伝えます。タマルが兄アムノンの家に行くと、彼は床に伏していました。タマルはアムノンの目の前でレビボットを作って焼き、目の前に出します。しかし、アムノンは食べようとせず、側にいた者を皆、出て行かせます。皆が出て行くと、アムノンはタマルに、「料理をこちらの部屋に持って来てくれ。お前の手から食べたいのだ」といいます。タマルは作ったレビボットを持って、兄アムノンのいる部屋に入り、食べさせようと近づくと、アムノンはタマルを捕えて、「妹よ、おいで。わたしと寝てくれ」と迫ります。タマルは拒否しましたが、力ずくで辱め、床を共にしました。

 そして、アムノンは激しい憎しみをタマルに覚えます。その憎しみは、タマルを愛したその愛よりも激しいものでした。アムノンはタマルに「立て。出て行け」というと、アムノンは「いいえ、私を追い出すのは、今なさったことよりも大きな悪です」といいましたが、アムノンは聞き入れようとせず、追い出してしまいます。タマルは未婚の王女のしきたりによって飾り付きの上着を着ていましたが、灰を頭にかぶり、まとっていた上着を引き裂き、手に頭を当てて嘆きの叫びをあげながら歩いて行きました。行った先は兄アブサロムの家です。タマルは絶望して兄アブサロムの家に身を置きました。ダビデは事の一部始終を聞き、激しく怒りましたが、何の行動もしませんでした。アブサロムはアムノンに対して、いいとも悪いとも一切語りませんでした。妹タマルを辱められ、アブサロムはアムノンを憎悪するのです。

 そして、今日の聖書の箇所です。アムノンがタマルを辱めてから2年が経ちました。エフライムに接するバアル・ハツォルにアブサロムは羊の毛を刈る者が集まりました。収穫感謝の時です。アブサロムは王子全員を招待し、ダビデ王にもぜひ、お祝いに来てくださいと願いました。ダビデはアブサロムに「全員で行くことのあるまい。お前の重荷になってはいけない」といって、行こうとはしませんでした。アブサロムは懇願しましたが、ダビデは出かけることを望まず、ただ祝福だけを与えるのです。ある意味で、ダビデが行かなかったことはアブサロムにとっては好都合なことになっていくのです。アブサロムはそれなら、兄アムノンを私たちと共に同行させてくださいと願います。ダビデは、なぜアムノンを同行させるのかといいましたが、アブサロムが重ねて懇願するので、アムノンと王子全員をアブサロムと同行させました。

 アブサロムは、この2年間、この日を待っていました。妹タマルが辱められたことに対する復讐の時です。アブサロムは自分の従者たちに「いいか。アムノンが酒に酔って上機嫌になった時、私がアムノンを討てと命じたら、アムノンを殺せ。これは私が命令するのだ。勇気を持て。勇敢な者となれ」と命じていいます。従者たちは、アブサロムの命令どおりアムノンに襲い掛かりました。王子たちは全員立って、それぞれのらばに乗り、逃げ出します。王子が誰も帰り着かないうちに、アブサロムが王子を1人残らず殺したという知らせがダビデに届きました。ダビデも家臣たちも皆、衣を引き裂きました。

 その時にヨナダブは「王よ、王子たちが皆殺されたと考えてはいけません。殺されたのはアムノン1人です。アブサロムは、妹タマルが辱めを受けたあの日以来、これを決めていたのです」と断言します。ここでヨナタブとは何者かと思います。大変賢い男とありますが、影の主役はこのヨナダブではないかと思うほどの行動です。アブサロムは逃亡しました。見張りの若者が目を上げて眺めると、大勢の人がやって来るのが見えました。王子たちが到着しました。彼らは声をあげて泣き、ダビデも家臣も皆、激しく泣きます。アブサロムは、ゲシュルの王アミフドの子タルマイのもとに逃げました。外国に逃げたことになります。ダビデはアムノンを悼み続けます。アブサロムはゲシュルに逃げ、3年間そこにいました。アムノンの死を諦めたダビデの心はアブサロムを求めていたとあります。

 ダビデがアムノンに対して、タマルに対する罪に対して、具体的な行動を起していたら、アブサロムがアムノンを殺すことはなかったのではないかと思います。ダビデのバト・シェバとの罪があって、行動できなかったのでしょうか。後に、アブサロムはダビデに対して、反逆を起します。イスラエルは2つに別れ、ダビデ軍とアブサロム軍に別れて内戦状態になっていきます。ダビデの1つの罪がどんどん大きくなっていくのです。悲劇は更に新たな悲劇を生み出していくのです。ダビデはこの事態にどのように対処していくのでしょうか。人間ダビデが見えて来ます。このダビデのことを私たちは自分のこととして、どのように受け止めていけばいいのでしょうか。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございました。ダビデの罪とその続きをみてきました。悲しいことが次々と起って来ます。人間の悲しみというのでしょうか。どうすることもできない人間の現実を見る思いです。この人間の悲劇を、私たちはどのように受け止めればいいのでしょうか。イエス・キリストの十字架が、私たちには必要だと思います。神の導きを祈ります。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                               」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志)

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