12月29日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会     民数記3:27~51「レビ人の配置とその役割」   2021.12.29

 今日の祈祷会は、2021年最後の時となります。この1年間も守られて、毎週水曜日に祈祷会を持つことができましたことを、特に共に参加してくださった方々に感謝します。また、それぞれの場所で、共に祈ってくださった方々にも感謝します。また、新しい年も、この祈祷会を通して、神との関わり、信仰が豊かにされますようにと願います。

 祈祷会では今、民数記を学んでいます。出エジプトから約束の地を目指しての旅が続きます。この間を荒れ野の40年といいますが、その40年が民数記の20章~30章にかけての内容です。約束の地を前にして、イスラエルの人々は約束の地を偵察に行き、良い土地であることを確認しながらも、先住民が強いことで入ることを拒否したことで、主の怒りにあい、40年という時の流れになってしまいました。それでも、イスラエルの人々の歩みを、主は導き守っていかれます。

 民数記の1章では、イスラエルの12部族ごとに、20歳以上の男子の数が数えられています。これは兵士の数です。続く2章では、荒れ野の旅におけるイスラエルの人々の移動の時などの配置がなされています。3章~4章は、レビ人の務めが書かれています。幕屋を中心に、レビ人が配置されていきます。その時に、生後1ケ月以上のすべての男子の数が数えられていきます。今日は、3章の後半の部分になります。

・民数記3:27~32、ケハトの氏族とその務め

 レビには3人の子どもがいました。ゲルション、ケハト、メラリです。そして、この3人の氏族が、幕屋の東西南北に配置されていきます。ゲルションの氏族は、幕屋の西側に配置されました。ケハトの氏族は、南側に配置されます。生後1ケ月以上の男子の数は、8300人です。彼らの大きな役割は、聖所を警護することです。

・民数記3:33~37、メラリの氏族とその務め

 彼らは、幕屋の北側に配置します。生後1ケ月以上の男子の数は、6200人です。彼らの幕屋における任務は、幕屋の壁板、横木、柱、台座、庭の周囲の柱とその台座、杭、綱を扱うことです。

・民数記3:38~39、モーセおよびアロンとその子らの務め

 彼らは、幕屋の東側に宿営します。彼らの務めは、聖所を守ることとその務めをすることです。そして、レビ人の生後1ケ月以上の男子の数の総数は22000人でした。

・民数記3:40~51、イスラエル人の代わりをするレビ人

 主はモーセにいわれます。「イスラエルの人々のうち、生後1ケ月以上のすべての長子を数えなさい」と。その数は、22273人でした。主はモーセに、「レビ人をイスラエルの人々のすべての長子の代わりに、またレビ人の家畜をイスラエルの家畜の代わりに取りなさい。イスラエルの人々の長子の数は、レビ人の数を273人超過している。この人数分の贖い金が必要であり、1人当たり5シェケルになる。それをアロンとその子らに与えなさい」といわれます。その贖い金は273人×5シェケル=1365シェケルです。モーセはその贖い金を主の命令に従って、アロンとその子らに与えました。

・レビ人とアロンとその子ら(大祭司アロン?)

 イスラエルの12部族の中で、レビ人が祭司として任命されて、大切な役割を担っていくことになっています。その内容については以前に触れました。レビの失敗とレビ人の信仰によって、祭司として任命されました。レビ人の役割は、幕屋の維持と管理という大切な役割を与えられています。しかし、実際は、幕屋の維持と管理と警備などの役割です。イスラエルの人々が移動する時に、幕屋を中心に移動していくことになります。その幕屋を管理にするのがレビ人の役割です。肝心な宗教的な役割は、アロンとその子らにのみしか与えられていません。アロンはモーセの兄になります。出エジプトの時は、モーセと共に大切な役割をしています。しかし、出エジプト記32章の金の子牛の事件の時に、大きな過ちを犯しました。

出エジプト記32章

1モーセが山からなかなか下りて来ないのを見て、民がアロンのもとに集まって来て、「さあ、我々に先立って進む神々を造ってください。エジプトの国から我々を導き上った人、あのモーセがどうなってしまったのか分からないからです」と言うと、 2アロンは彼らに言った。「あなたたちの妻、息子、娘らが着けている金の耳輪をはずし、わたしのところに持って来なさい。」 3民は全員、着けていた金の耳輪をはずし、アロンのところに持って来た。

5アロンはこれを見て、その前に祭壇を築き、「明日、主の祭りを行う」と宣言した。

21モーセはアロンに、「この民があなたに一体何をしたというので、あなたはこの民にこんな大きな罪を犯させたのか」と言うと、 22アロンは言った。「わたしの主よ、どうか怒らないでください。この民が悪いことはあなたもご存じです。 23彼らはわたしに、『我々に先立って進む神々を造ってください。我々をエジプトの国から導き上った人、あのモーセがどうなってしまったのか分からないからです』と言いましたので、 24わたしが彼らに、『だれでも金を持っている者は、それをはずしなさい』と言うと、彼らはわたしに差し出しました。わたしがそれを火に投げ入れると、この若い雄牛ができたのです。」

25モーセはこの民が勝手なふるまいをしたこと、アロンが彼らに勝手なふるまいをさせて、

 このような大きな過ちにも関らず、アロンが大祭司として任命されて、幕屋で働いていくのです。祭司は、主とイスラエルの人々を結ぶ大きな働きをするのです。これは、主の憐みによるのだと思います。ただただ、主の憐みをみるのです。私たちの歩みも、主の憐みにより守られています。主の導きを信じて、歩んでいきたいと願います。

祈り 主よ。この2021年の歩み、祈祷会の歩みを導き守ってくださってありがとうございます。新しい2022年の祈祷会の歩みも導き守ってください。これらの願いを、イエス様のお名前によって、祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                           」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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