2月4日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会      サムエル記下3:1~21「アブネルとダビデ」  2026.2.4

 イスラエルの王サウルが死んでから暫くはサウル家とダビデ家の争いが続いていきます。しかし、ダビデ家はますます勢力を増し、サウル家は次第に衰えていくのです。

サウル王家→サウル王。イシュ・ボシェト(サウルの子)、アブネル(将軍)、ミカル(サウルの娘)

ダビデ王家→ダビデ。ツェルヤの子ヨアブ、アビシャイ、アサエル(アブネルに殺された)

・3:2~5、ヘブロンで生まれたダビデの息子

 ダビデは、このヘブロンで6人の妻を持つことになっています。①アヒノアムの子アムノン、②アブガイルの子キルアブ、③ゲシュルの王タルマイの娘マアカの子アブサロム、④ハギトの子アドニア、⑤アビタルの子シェファトヤ、⑥エグラの子イトレアです。このダビデの家族は、後に様々な争いを起していくのです。ダビデ自身の悲劇にもなっていきます。

・3:6~21、アブネル、ダビデの側につく。

 サウル王家とダビデ王家の戦いが続くうちに、サウル家ではアブネルが実権を持つようになっていました。アヤの娘のリツバという女性がいました。この女性はサウル王の側女でした。アブネルはそのリツバと通じたのです。それを知ったイシュ・ボシェトは、アブネルに「なぜ父の側女と通じたのか」といいますと、アブネルは激しく怒って、王権をサウル王家からダビデに移すといいます。アブネルの行為は、自分が王になるような行為でした。それで、イシュ・ボシェトがいったことで激しく怒って、王権をサウル家からダビデに移すといいます。ここではサウル王の側女が、大きな影響を及ぼしていることが分かります。イシュ・ボシェトはアブネルと恐れて、もはや言葉を返すことはできなかったのです。

 アブネルは、さっそく行動に移します。アブネルはダビデのもとに使者を送って、「この地を誰のものを思われますか。わたしと契約を結べば、あなたの見方になって全イスラエルがあなたにつくように計らいましょう」といわせるのです。ダビデは「よろしい。契約を結ぼう。しかし、1つの条件がある。会いに来る時は、サウルの娘ミカルを必ず連れて来るように。そうでなければ会いに来るには及ばない」といいます。ダビデは最初、ミカルと結婚していました。しかし、サウルから命を狙われる中で、サウルは、ミカルを他の男性と結婚させたのです。ミカルの夫から取り上げることになります。夫は泣きながらミカルを追いますが、アブネルに「もう帰れ」といわれて帰っていくのです。権力を持つ者に、人々はほんろうさせられることがよくあります。ミカルの気持ちはどうだったのでしょうか。ダビデは、サウル王家とつながるために、サウル王の娘ミカルともう一度結ばれれば、大きな影響を持つことができたと考えたのでしょう。

 アブネルの説得工作が進んでいきます。アブネルはイスラエルの長老たちに「あなたがたは、これまでもダビデを王にいただきたいと願っていた。それを実現する時だ。主はダビデを、わたしの僕ダビデの手によって、わたしの民イスラエルを救うと仰せになったのだ」と届きました。アブネルは主の言葉を引用して、イスラエルの長老たちに、ダビデに従うようにいいます。更に、アブネルはベニヤミンの人々と直接に話していきます。アブネルもベニヤミン出身だったので説得しやすかったと思います。

 アブネルはすぐに、ダビデと直接話すために、ヘブロンのダビデのもとに行くのです。アブネルは20人の部下を連れて行きます。ダビデは酒宴を催して、アブネルとその部下をもてなします。アブネルはダビデに「わたしが立って行き、全イスラエルを主君である王のもとに集めましょう。彼らがあなたと契約を結べば、あなたはお望みのままに治めることができます」といいます。

 サウル王家の実力者アブネルとダビデ王家のダビデが契約を結ぶことは、イスラエル全体が1つとなって、ダビデが王となる道を築くものとなっていきます。その流れには、いろいろな人も思いが交錯しているのです。サウル王の死後、暫くは、サウル王家とダビデ王家の争いがありました。ユダ族はダビデを王としますが、他のイスラエルはサウル王の子イシュ・ボシェトを王とします。サウル王家の実力者はアブネルでした。アブネルも暫くはダビデ王家との争いを続けていたのです。悲劇的な内戦状態でした。イスラエル同志で戦い、殺し合っていたのです。聖書は、ダビデ王家が強くなり、サウル王家は弱くなっていったと書いています。アブネルがサウル王の側女リツバと関係を持ったことを、イシュ・ボシェトから指摘されたことで激しく怒って、王権をサウル家からダビデ家に移すということを決めていきます。このことはアブネルが今後を考えて、自分の地位を守るために必要なことだとして行動していきます。アブネルを通して、サウル家とダビデ家が契約を結んで、イスラエル全体の王としてダビデが活躍していくのです。

 アブネルはダビデと契約を結びますが、その時にダビデ軍の将軍だったヨアブはいませんでした。すぐに、ヨアブはアブネルを追って行き、殺してしまうのです。アブネルが弟アサエルを殺した復讐をしたのです。アブネルの死を知ったダビデは深く悲しみます。いろいろな人物が登場していきますが、その複雑な思いの中で、様々なことが起っていきます。憎しみや殺意、そして自分の利益を考えての行動です。そのような人間の罪をも神は用いて、御心を実行されていきます。「人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する」(箴言19:21)とある通りです。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございました。アブネルの思い、ダビデの思い、人間の様々な思いが出ています。その思いの中で人は行動していきます。そこでいろいろな対立や争いが生まれてきます。そのような人の思いを越えて、神はその御心を実行されます。神の御心を求める知恵を与えてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                               」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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