1月21日の祈祷会の内容です。

body of water near mountain 祈祷会
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祈祷会    サムエル記下2:1~16「イスラエルとユダの戦い」  2026.1.21

 イスラエルの最初の王サウルはペリシテ人との戦いで戦死しました。ダビデは、サウルとその息子ヨナタンの死を知って深く悲しみ哀悼の歌「弓」を歌いました。ダビデの命を狙い続けたサウルの死を、ダビデは深く悲しむのです。サウルの息子ヨナタンとは深い友情で結ばれていたので、深い悲しみが溢れています。

・2:1~4、ダビデ、ユダの王となる。

 その後、ダビデは主に託宣を求めて、「どこかユダの町に上るべきでしょうか」と聞くと、主は「上れ」と答えます。更にダビデは「どこに上るべきでしょうか」と尋ねると「ヘブロンへ」と主は答えます。そこで、ダビデは2人に妻を連れてヘブロンに上ります。ダビデは自分に従っていた兵とその家族と共に連れて上って行きます。彼らはヘブロンに着き、住むようになります。ユダの人々はヘブロンに来て、ダビデに油を注ぎ、ユダの家の王としました。サウルやダビデに油を注ぐことができたのはサムエルだけでした。それが、ここではユダの人々がダビデに油を注いで、ユダの家の王としたとなっています。ダビデはすでにサムエルによって油を注がれていたので、ユダの人々でも大丈夫だったのでしょうか。

・2:4~7、ダビデ、ギレアドのヤベシュの人々を祝福する。

 ダビデは、ギレアドのヤベシュの人々がサウルを葬ったと知らされた時、ダビデはヤベシュの人々に使者を送り、「あなたがたが主に祝福されますように。あなたがたは主君サウルに忠実を尽くし、彼を葬りました。今、主があなたがたに慈しみとまことを尽くしてくださいますように。わたしも、そうしたあなたがたの働きに報いたい思います。力を奮い起し、勇敢な者となってください。あなたがたの主君サウルは亡くなりましたが、ユダの家はこのわたしに油を注いで自分たちの王としました」といわせました。サムエル記上31:11~13には、ギレアドのヤベシュの住民が、ペリシテ軍のサウルに対する仕打ちを聞き、戦士たちは皆立って、夜通し歩き、サウルとその息子たちの遺体をベト・シャンの城壁から取り下ろし、ヤベシュに持ち帰って火葬に付し、彼らの骨を拾ってヤベシュのぎょうりゅうの木の下に葬り、7日間、断食しています。このことを知ったダビデの行為です。ここでもダビデのサウルに対する思いが出ています。

・2:8~16、イスラエルとユダの戦い。

 ユダの人々は、ダビデを自分たちの家の王としました。別に、サウル軍の司令官アブネルは、サウルの子イシュ・ボシェトを擁立してマナハイムに移り、全イスラエル(ギレアド、アシュル人、イズレエル、エフライム、ベニヤミン)の王としました。サウルの子イシュ・ボシェトは40歳でイスラエルの王となり、2年間王位にありました。ダビデがユダの家の王としてヘブロンにとどまった期間は7年6ケ月でした。イスラエルは、ここで北イスラエル、南ユダという構図ができあがっていくのです。イスラエルの歴史はソロモン王の後で、北イスラエルと南ユダに分裂していきますが、その分裂の歴史がここから始まったということができます。

 アブネルはイシュ・ボシェトの家臣と共にマナハイムを出て、ギブオンに向かって行きます。一方で、ヨアブとダビデの家臣も出陣して行きます。両軍はギブオンの池で出会い、一方は池のこちら側に、他方は向こう側に留まります。アブネルはヨアブに「若者を立てて、我々の前で勝負させてはどうか」と申し入れます。アブネル軍とヨアブ軍との全面対決を避けるために、12人対12人で、対決して勝敗を決めようとしたのです。ヨアブは「よかろう」といいました。ベニヤミン族とサウルの子イシュ・ボシェトの側から12人、ダビデの家臣からも12人、同数の者が立って次々に出て行きました。彼らはそれぞれ相手に頭をとらえ、剣を相手の脇腹に突き刺し、皆共に倒れるのです。その場所はヘルカト・ツリムと呼ばれ、ギブオンにありました。

 アブネル軍12人の若者、ヨアブ軍12人の若者の戦いは、引き分けに終り、全員戦死してしまったのです。悲しいこととなってしまいました。これからイスラエルとユダの戦いがしばらく続くことになります。ダビデがイスラエルとユダの王となるためにはしばらく時間がかかっていくことになっています。サウル王の死は、このようにイスラエルの中で、支配する者の空白期間があることを示しています。イスラエルの歩みの中で、サウル王からダビデ王となるまでに、サウル王家とダビデ王家との戦いが続いていく、やがて、ダビデがイスラエルとユダの王となる時は、サムエル記下5章に入ってからです。イシュ・ボシェトの王位の期間が2年間、ダビデがユダの王としてヘブロンに留まった期間が7年6ケ月、5年6ケ月は、サウルからダビデに王に移行する期間だったということができます。

 ヤコブの男の子は12人で、それがイスラエルの12部族になっていきました。そして、約束の地の土地分割ではレビ族が祭司として、土地の割り当てはありませんでしたが、ヨセフがその子マナセとエフライムがあることによって12部族の割り当てとなっていきます。その後、ユダ族とその他の部族がイスラエルとなっていき、イスラエルの中で北イスラエルと南ユダの構図となっていきます。北イスラエルはアッシリアに、南ユダはバビロニアに滅ぼされていきます。そしてバビロン捕囚後、ユダヤ人(ユダ族)の流れとなっていくようです。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございます。サウルが死に、ダビデが王として活躍していこうとしています。それでも、ダビデがイスラエル全体の王となるには時間がかかりました。大切なことは時間をかけて変化していくのでしょう。今後、ダビデはイスラエルの王としてどのような活躍をしていくのでしょう。ダビデの信仰と神の導きを見ていきたいと思います。これらの願いをイエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様間の祈り「                                 」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志

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