4月14日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会      出エジプト記38章「幕屋の建設材料の記録」    2021.4.14

 神は、イスラエルの人々と契約を結びました。それが一度破棄されて、再契約と言うことになりました。神は、その契約の中で、神とイスラエルの人々が出会う場所して、幕屋の建設が求めました。神はモーセに、幕屋に関する細かい設計図を示し、そのように造るように命じました。まず、モーセは、イスラエルの人々に、幕屋建設に関する材料を提供するように求めました。それは強制ではなく、自分の自由な意志によって提供することでした。人々は喜んでその材料を提供しました。幕屋建設に関する材料は、ありあまるぐらいに集まりました。そして、幕屋を造る者として、ベツァルエルとオホリアブが任命されて、作業にあたることになりました。幕屋やその他の物が次々に完成していきます。

 今日の聖書の箇所の後半は、幕屋の建設材料の記録が書かれてあります。振り返れば、神はイスラエルの人々と契約を結ぶにあたり、しっかりと計画をしていたことが分かります。まず、金や銀などの用意です。

出エジプト記12:35~36

イスラエルの人々は、モーセの言葉どおりに行い、エジプト人から金銀の装飾品や衣類を求めた。主は、この民にエジプト人の好意を得させるようにされたので、エジプト人は彼らの求めに応じた。彼らはこうして、エジプト人の物を分捕り物とした。

 イスラエルの人々は、エジプトで長い間奴隷でした。どうして、金などの貴金属を持つことができたでしょうか。そのことを考えて、神は、エジプト人の貴金属をイスラエルの人々のために渡すようにしてくださったのです。エジプトを出る時に、イスラエルの人々はエジプト人から好意で得た貴金属を幕屋のために用いることでした。しかし、一度大きな過ちを犯してしまったのです。それが出エジプト記32章に書かれてある金の子牛の像を拝んだことでした。

出エジプト記33:2~4

アロンは彼らに言った。「あなたたちの妻、息子、娘らが着けている金の耳輪をはずし、わたしのところに持って来なさい。」民は全員、着けていた金の耳輪をはずし、アロンのところに持って来た。彼はそれを受け取ると、のみで型を作り、若い雄牛の鋳像を造った。すると彼らは、「イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導き上ったあなたの神々だ」と言った。

 モーセがシナイ山で神と契約を結んでいる時に、ふもとにいたイスラエルの人々は、モーセがいないことに不安になり、エジプトで拝んでいた金の子牛の像を作り、拝んでしまいました。それで解約の破棄となりました。その後、モーセの祈りととりなしによって再契約となったのです。幕屋や人々の積極的な関わりによって、完成に近づきました。さて幕屋の建設材料の記録ですが、モーセの指示によって、レビ人が担当しました。

 ここでは、幕屋の建設ための材料として、特に貴金属のことが書かれてあります。まず、金です。金は29キカル730シュケルです。1キカルが約35㎏、1シュケルが約5gです。おおよそ1トンです。現在の金の相場は、1g6700円です。すると67億円と言うことになります。銀が、100キカル1715シュケル。青銅が、70キカル2400シュケルです。いったい合計いくらになるのでしょうか。検討することが難しいです。

出エジプト記30:12~16

あなたがイスラエルの人々の人口を調査して、彼らを登録させるとき、登録に際して、各自は命の代償を主に支払わねばならない。登録することによって彼らに災いがふりかからぬためである。登録が済んだ者はすべて、聖所のシェケルで銀半シェケルを主への献納物として支払う。一シェケルは二十ゲラに当たる。登録を済ませた二十歳以上の男子は、主への献納物としてこれを支払う。

これらの貴金属は、イスラエルの人々の中で、20歳以上の登録された603550人が、1人当たり半シュケルささげた分に当たります。神はイスラエルの人々と契約に対して、丁寧に計画して行っているのです。神の大きな御手があることを感じます。

祈り 神よ、イスラエルの人々が罪を犯しながらも、神の民として歩むことを、あなたは許してくださいました。その時その時、必要なものを与え、導いてくださっています。あなたに信頼することの大切さを学ぶことができました。私たちもあなたを信頼し、歩む者のさせてください。この願いを、イエス様のお名前によって、祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                          」アーメン。

共に祈ってくださり、感謝です。神の祝福を祈ります。(横山厚志)

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