8月25日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会       レビ記15章「男女の漏出による汚れと清め」    2021.8.25

 神はイスラエルの人々と契約を結ばれました。その契約の内容がレビ記には書かれてあります。神はアロンに直接語りました。「あなたたちのなすべきことは、聖と俗、清いものと汚れたものを区別すること」(レビ記10:10)と。その内容で、レビ記11章では、食べてよい生き物と食べてはならない生き物を区別しています。レビ記12章では、出産についての規定、男の子が生まれた場合、女の子が生まれた場合のことがありました。レビ記13章~14章は、皮膚病について、そして、服や家屋につくカビについてのことが書かれてありました。そして、レビ記15章では、男女の漏出における汚れと清めのことが書かれてあります。

レビ記15:1~15、尿道の炎症における漏出

 神はモーセとアロンに語っています。イスラエルの人々の中で、尿道の漏出がある場合、尿道から膿が出ている場合と尿道にたまっている場合は、汚れたことになります。これは性病の一種ではないかと考えられています。(淋病?)それもその人に触れた場合、その人が使っていた物に触れた場合、汚れたことになります。その人の使っていた寝床に触れた者、その人の座っていた腰掛けに座った者、その人に直接触れた者、その人から唾をかけられた者、その人が乗った鞍やその人が敷いた物に触れた者、それを持つ運ぶ者、その人が手を洗わずに触れた人は皆、汚れています。汚れた人は、自分の衣服を水洗いし、身を洗います。その人は夕方まで汚れています。漏出のある人が触れた土器はすべて打ち壊します。しかし、木製の容器はすべて水で洗うことになります。

 このように人の尿道からの漏出がある場合の性病でしょうか。これらはすべて汚れたものになるのです。その人に触れた者、その人の使っていた物に触れた人も汚れることになります。当時のイスラエルの人々はそのように考えていたのでしょう。

 漏出のある人が、それが治って清くなった時に、どうするかが次に書かれてあります。清めの機関として7日間を経た後、衣服を水洗いし、新鮮な水で身を洗いますと、清くなります。8日後、二羽の山鳩か家鳩を用意します。それを祭司に渡します。祭司は一羽を贖罪のささげもの、一羽を焼き尽くすささげものしてささげ、贖いの儀式を行います。

レビ記15:16~18、男性の精の漏出

 ここでは、男性の精の漏出があった場合のことが書かれてあります。これは自然なことです。これも汚れていると考えられていたのです。その時は、全身を水に浸して洗います。その精が付着した衣服や皮は水洗いします。精の漏出ですが、その男性と寝た女性も当てはまります。二人とも身を洗うことになります。

レビ記15:19~24、女性の生理

 ここでは、女性の生理が始まった時、7日間は月経期間であり、女性に触れた人は汚れた者となります。この女性が使った寝床や腰掛けはすべて汚れたものになります。寝床に触れた人、腰掛けに触れた人、その女性と関係を持った男性も7日間汚れた者となります。その男性が使った寝床もすべて汚れたものになります。汚れた人は、自分の衣服を水洗いし、身を洗います。その人はその日の夕方まで汚れています。

レビ記15:25~33、女性の出血が止まらない場合など

 生理期間中ではない時、何日も出血が止まらない場合、その間は汚れています。寝床や腰掛けも汚れています。これに触れた者のすべて汚れています。

 その女性が出血の汚れから清くなり、7日後、清くなります。8日目に二羽の山鳩か家鳩を用意します。それを祭司に渡します。祭司は一羽を贖罪のささげもの、一羽を焼き尽くすささげものとしてささげます。これが清めの贖いの儀式となります。神は、モーセに、あなたたちは人々を戒めて、汚れを受けないようにし、幕屋に汚れを持ち込んで、死を招かないようにしなさいと命じています。

マルコ5:24b~34、12年間、出血の止まらない女性の癒し

 ここには、レビ記15章による出血が止まらない女性が出てきます。この女性は、この病気によって、多くの苦しみを受けていました。汚れた者とされているので、多くの人々の前に出ることは許されていませんでした。しかし、イエス様の服に触れれば癒されると信じて、大胆な行動に出ます。多くの人々に紛れて、イエス様の服に触れます。すると、この女性の病気は癒されたのです。そして、その後のイエス様の対応も素晴らしいものがあります。

祈り 神よ。祈る時を与えてくださり、ありがとうございます。レビ記の時代、イスラエルの人々が何が汚れていて、何が清いかを見てきました。そのことを通して、人がいかに神に近づくことができるかを知ることができました。人が汚れから清いに変わるには、犠牲が必要でした。そして、その犠牲が、イエス様の働きにつながっていくことも知りました。感謝です。この感謝を、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                                   」アーメン。

共に祈ってくださり、ありばとうございます。(横山厚志)

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