4月17日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会       ヨシュア記23章「ヨシュアの告別説教」   2024.4.17

 まもなくヨシュア記の学びを終えようとしています。ヨシュア記の内容は、イスラエルの人々が神から示された約束の地を得ることと、その土地を12部族で、くじ引きで分けて住むことです。すでに土地を得ることができました。土地を部族ごとに分けて住むようになりました。逃れの町も6つ置くことができました。レビ人に町とその放牧地を12部族の中に置くこともできました。ルベン族、ガド族、マナセの半部族は役割を果たしたので、ヨルダン川の東側に帰って行きました。ヨシュアにとってすべての役割を終えようとしています。

 ここから、今日のヨシュア記23章の内容ですが、ヨシュアの告別の説教が語られています。主は周囲のすべての敵を退けてくださいました。イスラエルの人々に安住の地が与えられました。その時から長い年月が流れていきました。ヨシュアは多くの日を重ねて老人となりました。ここで、ヨシュアは、長老、長、裁判人、役人を含むイスラエルのすべての人々を呼び寄せました。ここからがヨシュアの告別説教です。「わたしは年を重ねて、老人となりました。あなたたちの神、主があなたたちのためにしてくださったことをあなたたちは見てきました。主は御自らあなたたちのために戦ってくださった。見なさい。わたしはヨルダン川から太陽の沈む大海に至る全域、すべての国々をくじによって、あなたたち各部族の嗣業の土地として分け与えた。あなたたちの神、主は御自ら先住民をあなたたちのために押しのけ、あなたたちのために押しのけてくださる。主の約束されたとおり、約束の土地を占領することができた。これらはすべて神の導きによるのだ。」といいます。

 ヨシュアは、約束の土地に入って、ここまでの歩みを見ると、いろいろな困難がありました。ヨシュアの努力がありました。ここでは自分のことは一切いわず、神が導いてくださったことのみをいっています。そのために大切なことをヨシュアはイスラエルの人々にいいます。それは「あなたがたは、右にも左のもそれることなく、モーセの教えの書に書かれていることをことごとく忠実に守りなさい。」と強調していいます。これが、何よりも大切なことです。神の教えを守ることです。それで注意することは「あななたちのうちに今なお残っているこれらの国民と交わり、その神々に名を唱えたり、誓ったりしてはならない。それらにひれ伏して拝んではならない。主を固く信頼せよ」といいます。

 更にヨシュアは主の導きをいいます。「主が強大な国々をあなたたちのために追い払ってくださったから、あなたたちの行く手に立ちはだかる者は、今日まで1人もなかった。あなたたちは1人で1000人を追い払える。あなたたちの神、主が御自らあなたたちのために戦ってくださるからである。だから、あなたたちも心を込めて、あなたたちの神、主を愛しなさい。」といいます。そしてまた警告することを忘れません。「しかし、もしあなたたちが背いて離れ去り、あなたたちのうちに残っているこれらの国民と慣れ親しんで、婚姻関係を結び、向こうに行ったり、こちらに迎えたりするなら、あなたたちの神、主はもはや、これらの国民を追い払われないことを覚悟しなさい。彼らはあなたたちの罠となり、落とし穴となり、脇腹に打つ鞭、目に突き刺さるとげとなり、主が与えられたこの良い土地から滅ぼることになる」といいます。

 ヨシュアはイスラエルの人々に「わたしは今、この世のすべての者がたどるべき道を行こうとしている」といいます。ヨシュアは自分の時がまもなく終えることを知っています。そして「あなたたちは心を尽くし、魂を尽くしてわきまえ知ることがあります。主はあなたたちに約束されたすべての良いことはすべて実現しました。もし、あなたたちが主に背くなら、あらゆる災いをあなたたちにくだして、主があなたたちに与えられたこの良い土地から滅ぼされる。それは、あなたたちの神、主が命じられた契約を破り、他の神々に従い、仕え、これにひれ伏すなら、主の怒りが燃え上がり、あなたたちは与えられた良い土地から、速やかに滅び去る」と結びます。

申命記32:45~47

モーセは全イスラエルにこれらの言葉をすべて語り終えてから、こう言った。「あなたたちは、今日わたしがあなたたちに対して証言するすべての言葉を心に留め、子供たちに命じて、この律法の言葉をすべて忠実に守らせなさい。それは、あなたたちにとって決してむなしい言葉ではなく、あなたたちの命である。この言葉によって、あなたたちはヨルダン川を渡って得る土地で長く生きることができる。」

 ここは、モーセの最後の勧告の内容です。モーセがイスラエルの人々に語った告別の言葉の内容です。神の教えである律法を忠実に守ること、これがあなたたちの言葉になることと約束の土地に長く平和に暮らすことになるということです。ヨシュアの告別の説教もまったく同じ内容です。律法を守るということ、それが平和に暮らすことができるということとなり、律法を破ることは、平和に幸福に暮らすことができないということにつながります。

 私たちがこのヨシュアの告別説教を聞いて、神の教えである律法に込めてある神の愛を学ぶことが大切だと思います。律法はイスラエルの人々の生活に基づいて作られています。ですから、私たちの生活には合わない部分もありますが、その精神を知る必要はあります。

祈り 神よ。聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございます。ヨシュアが語ろうとしたこと、それはイスラエルの人々が平和で幸せに暮らすために必要なことでした。すべてはイスラエルの人々のためにあるのです。神の思いが、このようにイスラエルの人々の上にあることを知ります。その上で、私たち人間が、本当に平和で幸福に生きるために必要なことを神は考えて、イエス様の十字架を行ってくださったのです。神の御心を知ることができますようにと祈ります。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                          」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志)

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