祈祷会 申命記26章「神の民としての信仰告白」 2023.7.12
神は、イスラエルの人々を神の民としてくださいました。イスラエルの人々は神の民として、神が与える約束の土地において神の教えを守るようにいわれています。
26：1～15、信仰告白
イスラエルの人々は、神が与えてくださる約束の土地に住む時には、神が与えてくださった土地から取れるあらゆる地の実りの初物を取って籠に入れて神がその名を置くために選ばれる場所に行くことが求められています。そこで、人々は、その時に任に就いている祭司のもとに行って、次のようにいうように求められています。「今日、わたしは神のみ前で報告します。わたしは、神がわたしたちに与えてくださった土地に入りました」と。祭司は、あなたの手から籠を受け取って、神の祭壇の前に備えるのです。そうすると、イスラエルの人々は、神の前で次のように告白することが求められています。
「わたしの先祖は、滅びゆく１アラム人です。わずかな人を伴ってエジプトに下り、そこに寄留しました。しかし、そこで強くて数の多い、大きいなるものとなることができました。エジプト人は、このわたしたちを虐げ、苦しめ、重労働を課しました。わたしたちの先祖が神に助けを求めると、わたしたちの声を聞き、わたしたちの受けた苦しみと労苦と虐げを見て、力ある御手を伸ばし、恐るべきこととしるしと奇跡をもって、わたしたちをエジプトから導き出し、この乳と蜜の流れる土地を与えてくださいました。わたしは、神が与えてくださった土地の地の実りの初物を、今、ここに持って来ました。」と告白するのです。
イスラエルの人々は、それから神のみ前にそれを備え、神の前にひれ伏し、神があなたと家族に与えられたすべての賜物を、レビ人と人々の間に住んでいる寄留者と共に喜び祝いなさいとあります。
イスラエルの人々には、3年ごとの10分の１の収穫物の全部を納め終り、レビ人、寄留者、孤児、寡婦に施し、彼らが町の中でそれを食べて満ち足りた時に、神の前で次のようにいうように求められています。「わたしは、聖なるささげものを残らず家から取り出して、すべてあなたが命じられた教えに従って、レビ人、寄留者、孤児、寡婦に施し、あなたの教えからはずれたり、それを忘れることはありませんでした。それを喪中に食べたり、汚れている時に取り出したり、死者に備えたりしたことはありませんでした。わたしたちは神の御声に聞き従い、すべて神が命じられたとおりに行いました。天にあるあなた住まいから見下ろして、わたしたちイスラエルの民を祝福してください。わたしたちに授けられた土地、乳と蜜の流れる土地を祝福してください。」と。
26：16～19、神の民
神はイスラエルの人々に対して、次のように行うように命じています。あなたは心を尽くし、魂を尽くして、それを忠実に守りなさい。今日、人々は「神を自分の神として、その道に従って歩み、掟と戒めと法を守り、御声に聞き従います」と誓約しています。神もまた、今日、イスラエルの人々に、次のように「すでに約束したとおり、人々は神の宝の民となり、すべての戒めを守るであろう。神が造ったあらゆる国民にはるかにまさるものとし、神に賛美と名声と誉れを与え、イスラエルの人々を神の聖なる民とする」と誓約されたのです。イスラエルの人々を神は選民にしてくださった。それは出エジプトという大きな出来事を意味しています。長く苦しいエジプトでの奴隷生活、それを神が聞いてくださり、奴隷からの解放、出エジプトというものにつながっていきました。
出エジプトという大きな出来事の中で、神はイスラエルの人々に、神の教えを与え、それを守り実行するように求めていきました。特に、神が与えてくださる約束の土地で、その教えを守るようにいうのです。そして、神への感謝が求められています。それは、神が与えてくださった土地に住んで、いろいろな収穫物を植えて、その最初の土地の実りをささげていくのです。感謝のささげものとして、神のささげていくのです。3年目ごとに、収穫物の10分の１を納め終ったら、レビ人、寄留者、孤児、寡婦に施すことが求められています。ここでは、イスラエルの人々が、神への感謝としての信仰告白が求められています。
神はイスラエルの人々を愛してくださいました。それは、イスラエルの人々がとても弱く数の少ない民であったからです。それは、イスラエルの人々を通して、わたしたちすべての人々を、イエス・キリストによって愛することにつながっていくのです。
ローマ８：38～39
わたしは確認しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から引き離すことはできないのです。
神は、イエス・キリストの十字架を通して、私たちへの愛を示してくださいました。神からの最高の愛です。それに対して、私たちは感謝の信仰の告白をすることが求められているのです。
祈り 神よ。このように聖書の学びとあなたに祈る時を与えてくださいまして、心から感謝します。あなたは、私たちを創造され、深く愛してくださいました。その愛は、イエス・キリストの十字架によって示してくださっているのです。そのことを、もう一度知ることができますように、そして、心から感謝の信仰告白をすることができますように、守り導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって、祈ります。アーメン。
皆様の祈り「 」アーメン。
共に祈ってくださり、ありがとうございます。（横山厚志）
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