2月25日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会   サムエル記下5章「ダビデがユダとイスラエルの王となる」  2026.2.25

 イスラエルの最初の王サウルが死んでから、サウル家とダビデ家の争いが続いていました。やがてサウル家の実力者だったアブネルとイシュ・ボシェト王が死んで、イスラエル全体は、ダビデが王として支配するようになっていきます。

・5:1~5、ダビデがイスラエルの王となる。

 イスラエルの全部族がヘブロンのダビデのもとに来ました。そして、「私たちとあなたは骨肉です。これまでもサウルが王であった時も、イスラエル軍の進退の指揮官があなたでした。主は、わが民イスラエルを牧するのはあなただ。あなたはイスラエルの指導者となるといわれました」といわれました。イスラエルの長老たちは、ヘブロンでダビデと契約を結びます。長老たちはダビデに油を注ぎ、イスラエルの王としたのです。ダビデは30歳で王となり、40年間王位にありました。7年半はヘブロンでユダを、33年はエルサレムでイスラエルとユダの全土を統治したのです。前に、ユダの長老たちがダビデに油を注いで、ユダの王としています。(2:4)ここで分かるように、ダビデはユダとイスラエルの2つの国の王となったということです。決して、イスラエル全体を統一したわけではないのです。

・5:5~12、ダビデの町エルサレム

 ダビデとその軍は、エルサレムに向かい、エブス人を攻めようとします。エブス人はダビデがエルサレムに入ることはできないと思い込んでいました。しかし、ダビデはシオンの要害を陥れたのです。この時、ダビデは、水汲みのトンネルを通って町に入り、攻めて行きます。ダビデはこのエルサレムに住み、ダビデの町と呼びました。ミロから内部まで、周囲に城壁を築きます。ダビデは次第に勢力を増し、神はダビデと共にいました。

 ティルスの王ヒラムは、ダビデに使節を派遣し、レバノン杉、木工、石工を送って来ました。彼らはダビデの王宮を建てたのです。ダビデは、主がイスラエルの王として揺るぎないものとされ、イスラエルのために、ダビデの王権を高めてくださったことを悟るのです。

・5:13~16、エルサレムで生まれたダビデの子ども

 ダビデはヘブロンからエルサレムに移った後、妻をめとり、側女を置いたので、息子や娘が生まれました。エルサレムで生まれた子どもの中でソロモンが次の王となっていきます。ダビデが多くの妻をめとったことは、後のダビデの人生にとって大きな苦しみとなっていきます。

・5:17~25、ダビデ、ペリシテ人と戦い勝利する。

 以前に、ダビデはペリシテ人の町に逃げて行ったことがありました。ペリシテ人はダビデが仲間だと思っていた時もありました。しかし、ダビデが油を注がれてイスラエルの王となったことを聞いて、ダビデの命を狙って攻め上って来たのです。ダビデは主に「ペリシテ人に向かって攻め上るべきでしょうか。ペリシテ人をこの手に渡してくださるでしょうか」と聞きますと、主は「攻め上れ。必ずペリシテ人をあなたの手に渡す」と答えられました。ダビデは攻め上り、ペリシテ人を討ち滅ぼします。

 ペリシテ人は再び攻め上って来ました。ダビデが主に問いますと、主は「攻め上らず、背後に回れ。バルサムの茂みの反対側から敵に向かえ。茂み越しに行軍の音を聞いたら、攻めかかれ。主がペリシテの陣営を討つために、お前に先んじて出陣されるのだ」といわれます。ダビデは主の命じられた通りに行動し、ペリシテ人を討ち滅ぼします。

 ダビデの行動を見ていると、いつも神に問いながら、主の導きを求めていることが分かります。かつて、ダビデはサムエルから油を注がれました。この時は、どのような意味があるのか分からなかったと思います。しかし、歩みを続けていく中で、神の導きと自分がどのように歩んでいくのかを理解していくのです。ユダの王となった時も、ユダの長老たちから油を注がれました。自分自身で王となるように行動したわけではありませんでしたが、そのように導かれていったのです。また。イスラエルの王となった時も、イスラエルの長老たちから油を注がれたからでした。かつて、私はダビデがユダとイスラエルの王となったことはイスラエルの国家を統一したと考えていました。しかし、それはそうではなく、ユダ族の長老から油を注がれたように、またイスラエルの長老たちからも油を注がれているので、ユダとイスラエルの2つの国の王となったという理解になることを確認しました。やがて、ソロモン王の死後に、イスラエルは北イスラエル、南ユダと分裂していきますが、それは、元に戻ったということなのです。

 今後のダビデの歩みを見ていくと、家族間での大きな争いに巻き込まれていきます。その原因は、ダビデがヘブロンでも、エルサレムでも多くの妻をめとり、側女を置いたことです。

申命記17:17~20

王は大勢の妻をめとって、心を迷わしてはならない。銀や金を大量に蓄えてはならない。彼が王位についたならば、レビ人である祭司のもとにある原本からこの律法の写しを作り、それを自分の傍らに置き、生きている限り読み返し、神なる主を畏れることを学び、この律法のすべての言葉とこれらの掟を忠実に守らねばならない。そうすれば王は同胞を見下して高ぶることなく、この戒めから右にも左にもそれることなく、王もその子らもイスラエルの中で王位を長く保つことができる。

 ここには王に関する規定が書かれてあります。ここに書いていることを守れば、王位を長く保つことができるとあります。ダビデが多くの妻をめとったことは、心を迷わすことになるのです。更に、その家族間での激しい争いが起って来ることになるのです。ダビデの生涯は、ここを破ったために、多くの悲劇と争いを生み出すことになっていきます。人間の弱さが出ています。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございました。ダビデの生涯の一部をみました。神に従って歩むこと、神に従わず歩んでいくことなどです。ダビデから、人間の本質をみることができます。人間の本質である弱さを、自分のこととして受け止めることができますように願います。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                               」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志)

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