6月2日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会       レビ記5章「贖罪と賠償のささげもの」     2021.6.2

 レビ記は、神とイスラエルの人々の間で結ばれた契約の内容が具体的に書かれてあります。イスラエルの人々が神と向き合うためには、犠牲のささげものが必要でした。神は聖なる方であり、人は罪があり、そのままでは会うことはできないからです。犠牲のささげものは5つあります。焼き尽くすささげもの、穀物のささげもの、和解のささげもの、贖罪のささげもの、賠償のささげものです。レビ記5章には、贖罪のささげものの続きと、賠償のささげものが書かれてあります。

5:1~13贖罪のささげものの続き

 誰かが罪を犯します。悪いことを見たり、聞いたりした事実を証言することができるのに、告げずにいる者は、罰を負うことになります。また、死んだ動物などの死骸は汚れたものであり、その人が気づかずに触れるなら、その人は汚れ、責めを負います。更にどのような事柄であれ、軽はずみな誓いを立てたならば、その責めを負うことになります。その時、人はその罪を告白し、罪の代償として、め羊、め山羊を主にささげることになります。

 ささげものの羊や山羊に手が届かない貧しい人は、二羽の山鳩か二羽の家鳩、一羽を贖罪のささげものとして、もう一羽を焼き尽くすささげものとしてささげます。更に、その人が貧しくて二羽の山鳩にも二羽の家鳩にも手が届かない場合は、小麦粉10分の1エファを携えて行き、贖罪のささげものとします。罪を犯し、犠牲のささげものをささげる時、貧しい人への配慮がなされていることに気づきます。とても大切なことです。

5:14~26賠償のささげもの

 主へのささげものをどういうわけか間違って、ささげることを忘れてしまった場合、償いとして、無傷のお羊をささげ、ささげものとします。その人は更にささげるささげものに5分の1の割り回し分を祭司に渡します。祭司はその人のための罪を贖う儀式を行いますと、その人の罪は赦されます。

 人が過ちを犯し、禁じられている戒めを1つでも破った場合、そのことを知らなくても責めを負い、罰を負うことになります。この時は、無傷のお羊をささげものとします。

 神を欺き、友人を偽る罪を犯した場合、例えば、預り物、共同出資品、盗品を着服しまたは横領し、また紛失物を着服しておきながら、その事実を偽った場合、それらのものが何であれ、すべて返さなければならない。人はそれを完全に賠償し、その5分の1を追加します。1日も早く所有者に支払わなければなりません。無傷のお羊を取って、神への賠償のささげものとします。祭司が人のために神の御前で罪を贖う儀式を行うと、責めを負ったすべてのことに赦しが与えられます。

祈り 神よ、人が罪を犯し、そして、罪をどのように贖うのかを、レビ記は書いてあります。人が犯した罪に対して、贖いの儀式を通して、すべてのことへの赦しが与えられていることに感謝します。イエス様のお名前によって、祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                              」アーメン。

一緒に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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