3月18日の祈祷会の内容です。

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祈祷会      サムエル記下7:18~29「ダビデ王の祈り」     2026.3.18

 旧約聖書には、2つの契約があります。モーセによるシナイ契約、そしてダビデ契約です。シナイ契約は十戒を中心とするものです。神は神の教えである律法を与えました。この時に、イスラエルの人々が求められたことは神の教えである律法を守ることでした。律法を守ることによって、神の祝福を受けることができ、律法を破ることによって、神の裁きを受けることになります。何よりも神の教えである律法を守ることが求められているのです。サムエル記下7:15に「あなたの前から退けたサウルから慈しみを取り去った」とありますが、イスラエルの最初の王サウルは、神の教えを守ることができなかったので、神の慈しみを取り去られたのです。

 しかし、ダビデ契約はそうではありません。サムエル記下7:16「あなたの家、あなたの王国は、あなたの行く手にとこしえに続き、あなたの王座はとこしえに堅く据えられる」とあるように、ダビデとその家に対して、その人たちがどのような罪を犯しても、もはや問うことはしないというのです。サムエル記下7:15「わたしの慈しみを彼から取り去りはしない」といっている通りです。このダビデ契約は、ダビデが、ユダとイスラエルの王となって、イスラエル王国が建てられて、平安になった時、ダビデはレバノン杉でできた王宮に住んでいました。ダビデが神の箱をエルサレムに持って来ましたが、まだ、天幕の中に置いたままになっていたことを気にして、ダビデが神の箱のために、レバノン杉で神殿を建てたいと神に願ったことがきっかけでした。神のために人間が神の家を建てることは、神ご自身求めたことはありませんでした。神は、ダビデに神の箱のために神殿を作ることは許しませんでした。実は、ダビデの後継者であるソロモンが立てることになっていきます。神の家を建てると願ったダビデに対して、神はダビデの家を永遠に祝福するというのでした。これがダビデ契約です。これがやがて、イエス・キリストにつながっていきます。

 今日の聖書の箇所は、神のダビデ契約を受けて、ダビデが感謝の祈りをしているところです。ダビデ王は主の前に出て座って、祈ります。座して祈ることは珍しいことです。特別な思いが込められているのでしょう。ダビデ王の祈りの内容です。

・7:18~21、驚きと謙遜

 「主なる神よ、何故わたしを、わたしの家などを、ここまでお導きになるのですか。主なる神よ、御目には、それもまた小さなことに過ぎません。」ここにはダビデ王の謙遜な驚きがあります。ダビデは自分が羊を追う身からイスラエルの王とされただけではなく、その家が永遠に続くとという約束にただただ驚いているのです。この一方的な恵みはダビデの功績ではなく、神の一方的な約束の言葉だといっています。

・7:22~24、神の偉大さの讃美

 「主なる神よ、まことにあなたは大いなる方、あなたと比べられるものはなく、あなた以外に神があることは耳にしたこともありません」 ダビデは、契約の相手である神の素晴らしさを賛美しています。神に対して、聞いたこともないほどに偉大な神は他におらず、神だけが神であることを告白しています。エジプトからの救出と約束の地の獲得は、イスラエルが特別だからではなく。神ご自身がイスラエルを贖って。ご自分の民とされたからだといいます。

・7:25~29、約束の確証を求める祈り

 「主なる神よ、今この僕とその家について賜った御言葉をとこしえに守り、御言葉のとおりになさってください」 ここでダビデは、神が約束してくださったことの確かさを求めています。「あなたが約束されたとおりに」と繰り返し、神ご自身が語られた言葉に基づいて、「家を永遠に続けさせてください」と祈ります。これらの願いの最終目的は「万軍の主は、イスラエルの神と唱えられる御名がとこしえにあがめられますように」といっているように、神ご自身の栄光のためです。「主なる神よ、あなたが御言葉を賜れば、その祝福によって僕の家はとこしえに祝福されます」ダビデは、ここであなたが祝福すれば、その家は永遠に祝福されると確信を持って祈りを結んでいます。

 このダビデ王の祈りは、神の約束を聞いた人間が、謙遜と感謝、そして神の栄光を求める祈りをもって応答するという内容を示しています。このダビデ契約ですが、イエス・キリストにつながっているものです。神は人間の救いの業を1つ1つと丁寧に進んでいることが分かります。神は多くの民の中から、イスラエルを選び契約を結びました。イスラエルに神の律法を与え、それを守るようにとしたのです。しかし、イスラエルの人々はその神の律法を守ることはできませんでした。そこで、神はダビデと契約を結び、ダビデとの家を祝福し、とこしえに守ると約束してくださいました。その神の約束は、ダビデ、ダビデ家、イスラエル、そして、すべての人々へと広がっていくのです。創世記12:3「地上の氏族はすべて、あなたによって祝福に入る」とアブラハムを通して語ってくださっています。

 今、私たちは教会暦で、受難節に中にあります。イエス・キリストの苦しみを覚える時です。どうして、神の御子イエス・キリストは苦しまなければならないのでしょうか。どうして、エルサレムで十字架につかなければならないのでしょうか。それは、私たちの罪の贖いと赦しのためです。私達罪人を赦すために、イエス・キリストは十字架で死ななければならなかったのです。そして、3日目に復活してくださいました。ダビデ契約を知る時に、神の御心を知ることができるのです。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございました。ダビデ契約とそれに対するダビデの感謝の祈りをみてきました。私たちも、ダビデのように、あなたに感謝の祈りをささげることができますように導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                                 」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志)

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