11月17日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会        レビ記26:1~22「祝福と呪い」      2021.11.17

 レビ記は、神とイスラエルの人々が結ばれた契約の内容が書かれてあります。レビ記の前半は、罪を犯したイスラエルの人々が聖なる神にいかにして近づくことができるかが書かれてあります。本来ならイスラエルの人々は神に命を差し出さなければなりませんでした。それではどうにもなりませんので、神は身代わりの家畜を差し出すことをゆるされました。人々の罪の身代わりとして、牛、羊、山羊などがささげられたのです。レビ記の後半は、罪をゆるされ清められた人々が、神と共に歩むことの意味が書かれてあります。レビ記25章では、神の恵みとして、イスラエルの人々に対して、7年目の安息の年を設けています。それは、土地を休ませることです。この7年の7倍の49年、第7月の10日の贖罪日からヨベルの年が始まります。その日に、角笛が吹き鳴らされます。解放の宣言です。売った土地や奴隷だった者が解放される年です。喜びの時です。

 レビ記26章を2つに分けて、学んでいきます。ここには、神の掟と戒めを守ることによる祝福のこと、破ることによる呪いが書かれてあります。

レビ記26:1~2、偶像のことと安息日のこと

 神はモーセを通して、イスラエルの人々に語ります。今までいろいろな神の掟と戒めを語ってきました。それを短くまとめています。偶像を造ってはならないこと、これは神以外のものを拝んではならないということです。次に、安息の日を守ることです。1週間の中で、神の礼拝するために、安息日を確実に守ることがいわれています。

レビ記26:3~13、神の祝福

 神はイスラエルの人々に語ります。わたしの掟に従って歩み、わたしの戒めを忠実に守ることを求めています。その結果として、神の祝福が与えられます。神の祝福の内容は、作物が実ること、食物を飽き足りるほど食べることができること、国は平和が続き、平穏に暮らすことができることです。猛獣もいなくなります。敵も滅ぼすことができます。子どもたちもたくさん生まれます。神は、イスラエルの人々の中を巡り歩き、人々の神となり、人々は神の民となっていきます。神は、イスラエルの人々をエジプトの国から導き出した方です。神はイスラエルの人々のくびきを打ち砕き、まっすぐに立って歩くことができるようにしてくださいます。

レビ記26:14~22、神の呪い

 神が、イスラエルの人々に与えた神の掟、神の戒めを守らず、契約を破る時、呪いを与えることをいいます。

レビ記26:14~17

その神の呪いの内容ですが、肺病、失明や衰弱をもたらす熱病にかからせます。人々が種を蒔いた物を敵がそれを食べるようになるといいます。

レビ記26:18~20

 前の内容のような呪いを受けても、神の言葉を聞かないならば、人々の罪に7倍の罰を加えて懲らしめるとあります。その内容は、地に作物は実らず、地上の木に実はならないのです。

レビ記26:21~22

 それでも、まだ神に反抗し、神の言葉を聞かないならば、人々の罪に7倍の災いを加えるといいます。その内容は、人々の間に野獣を放つといいます。野獣は、人々の子どもたちを食べ、家畜を滅ぼし、人々の数も減ることになります。人々の住む街道も荒れ果てます。

 この後も人々の罪と神の呪いの内容が続き、強くなっていきます。ここからが大切な内容です。人々の罪と神の呪いのために、人々の苦しみが続きます。そのことによって、人々は自分の罪と先祖の罪を意識し、罪を告白するようになっていきます。人々のかたくなな心が打ち砕かれ、罪の罰を心から受け入れるようになっていきます。悔い改めが起っていきます。神は、イスラエルの人々がどのように罪を犯しても、捨てることなく、退けることなく、滅ぼし尽くすことなく、一度結ばれた契約を破ることはしないのです。振り返ると、神は一度結ばれた契約を人々が破りました。金の子牛の物語です。それでも神は再契約をしてくださったのです。神とイスラエルの人々が結ばれた契約は、そのような内容があります。

祈り 神よ。祈りと学びの時をありがとうございます。神の御心がどこになるのか、この学びを通してより理解することができ、私たちの信仰が更に深いものとなりますように、導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                                」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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