8月31日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会        民数記29章「ささげものの規定」      2022.8.31

 イスラエルの人々は、長くエジプトで奴隷の状態でした。それを神が憐れみ、指導者モーセを遣わし、出エジプト、奴隷からの解放を成し遂げました。エジプトを出た人々は、荒れ野の旅を経て、神が与えてくださる約束の地カナンを目指して旅を続けていくのです。エジプトを出てから40年の時間が流れました。人々の目の前には、目指す約束の地が広がっています。指導者モーセは高齢になりました。約束の地を目にすることはできましたが、入ることはできないと神からいわれていました。モーセは、後継者ヨシュアを指名し、人々が約束の地に入ってからの様々な準備をしていきます。12部族の20歳以上の男子の数を数えました。それは、約束の地入るために先住民と戦うために兵士を整えることでした。そして、その人数によって、土地の配分がなされていきます。

 民数記28章~29章は、イスラエルの人々の信仰の生活の具体的なことが書かれてあります。約束の地に入って、人々の日常生活と信仰生活はどうあるべきかなどです。日々の神への信仰生活がどのようなものであるかということです。ささげものの規定です。人々の信仰生活は、日々何を神にささげるかです。家畜、穀物、ぶどう酒などをささげていきます。毎日、朝夕にささげるのです。安息日にもささげます。毎月の1日にささげるもの、そして、大切な過越祭、その後に1週間続く除酵祭など、ささげるべきものが細かく指示されています。そして、初めての収穫を祝う七週祭です。

 今日の29章は、まず第7の月の1日のささげもののことが書かれてあります。イスラエルの人々の暦は、私たちの暦と比べると1年が2回あるようです。前半が、3月~8月、後半が9月~2月です。第7月は、私たちの暦では、9月にあたります。私たちの暦は太陽の動きを参考にしています。イスラエルの人々の暦は、月を参考にしています。そのために、少しその時によって、日が変わっていきます。第7月の1日は、新しい気持ちで神を礼拝します。そのためのささげものです。

・29:7~11、第7の月の10日のささげもの

 この日は、贖罪の日といわれ、イスラエルの人々にとって、とても大切な日です。その内容は、レビ記16章に細かく書かれてあります。贖罪の日は、この言葉のように、イスラエルの人々が年に一度、神の前に、自分たちの罪を悔い改める日です。もちろん、日々の礼拝は、人々の罪の悔い改めが入っていますが、この贖罪の日は、改めて罪の贖いを覚えるのです。大祭司は、1年に一度だけ、幕屋の一番聖なる部分である至聖所に入ります。この至聖所には、1年に一度だけ、大祭司だけが入ることを赦されたのです。大祭司は、ささげものとその血を携えて、至聖所に入ります。まず、自分のための罪の贖いをします。そして、家族の贖いをします。そして、最後に、イスラエルの人々全体の罪の贖いをするのです。この贖いの日は、イスラエルの人々全体は苦行をし、いかなる仕事もしてはいけないのです。苦行というのは断食です。

・29:12~39、第7の月の15日のささげもの

 この時は、仮庵の祭りです。祭りの内容は、レビ記23:33~43に書かれてあります。1週間続く祭りです。後には8日間に延長されていきました。イスラエルの人々は、荒れ野の旅を40年間するわけですが、そのことを覚える祭りです。この荒れ野の旅に、イスラエルの人々は天幕に住んでいました。そのことを記念して、仮庵をつくって祭りの間に、仮住まいしたことを覚えるのです。また、秋の果実の収穫祭でもありました。

 イスラエルの人々にとって3つの大きな祭りがあります。過越祭(除酵祭)、7週祭(小麦の刈り入れの祭り)、仮庵祭(秋の収穫祭)です。過越祭は、イスラエルの人々にとって、エジプトからの解放を記念する祭りです。神が10番目に送った災いです。死の使いがエジプト中を巡ると、エジプトのすべての家の初子が打たれました。イスラエルの家では、子羊の血を家の入口に塗ることによって、死に使いは過ぎ越して助かりました。これが、エジプトから出ることにつながっていきました。私たちは、イースターを祝います。イエス様の十字架の死からの復活を祝います。過越祭とイースターはつながっています。

 また、7週祭ですが、小麦の収穫祭です。後に、モーセがシナイ山において神から律法を授けられたことも祝うようになりました。私たちは、聖霊降臨日(ペンテコステ)を祝います。イエス様の弟子たちに聖霊がくだり、教会が誕生しました。教会の誕生日です。7週祭とペンテコステがつながっています。また、仮庵祭ですが、秋の収穫祭です。私たちにすれば収穫感謝日です。また、仮庵をつくって、祭りの間はそこに住むということですが、私たちも、この地上は仮庵に過ぎないこと、やがて、神の国に導かれることを覚えます。仮庵祭と収穫感謝とはつながっています。

 イスラエルの人々は約束の地に行ってから、このように神を礼拝することになります。1年の歩みの中で、しっかりと神の導きを覚えながら、生活をしていくのです。私たちも、イスラエルの人々と祭りの内容は変わっていますが、神を礼拝することは変わりません。イースター、ペンテコステ、収穫感謝、そして、クリスマスと1年間の歩みを通して、生活の中で、神の働きを覚えて、神を礼拝し、生活していくのです。

祈り 神よ、聖書の学びと祈る時を与えてくださり、ありがとうございます。イスラエルの人々は、日々の生活の中で、どのように祭りを通して、神を礼拝していったのかを知ることができました。考えてみれば、私たちの信仰生活も、イースター、ペンテコステ、クリスマスと大切な行事を守って送っています。1年の歩みを通して、神を信じながら、歩むことができることを本当に感謝します。神の導きに感謝します。この感謝を、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                              」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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