3月24日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会      出エジプト記35章「再契約から、幕屋建築の準備」   2021.3.24

 神は、イスラエルの人々と契約を結びました。しかし、人々の金の子牛の像を拝んだことによって、一度は契約が破棄されたのです。しかし、モーセの祈りととりなしによって、神は再契約をしてくださるのです。神のイスラエルの人々に対する大きな愛を見ることができました。

 今日は、出エジプト記35章を読んでいます。出エジプト記は40章まで続きます。この35章~40章は、出エジプト記25章~31章の繰り返しになります。まったく同じ内容が書かれています。神とイスラエルの人々との契約が、再更新されると言うことなので、そうなっています。35章は、幕屋を造るための材料を人々が持ってくることが書かれてあります。36章~39章は、材料を使って、知恵のある者が幕屋を実際に造っていくことが書かれてあります。40章は、幕屋が完成して、モーセが礼拝を開始することが書かれてあります。

 それでは、エジプト記35章を見ていきましょう。先に、ここは、幕屋を造るために、人々が材料を持ってくることが書かれていると言いました。その流れを見てみましょう。

35:1~3安息日の厳守

 神が、モーセを通して、イスラエルの人々に、契約の再契約をしてくださることを報告して、まず神からの言葉は、安息日を守ることでした。モーセはイスラエルの人々を集めて言います。「これは、主があなたがたに命じられた言葉です。6日間は仕事をすることができますが、7日目は、あなたたちにとって聖なる日であり、主の最も厳かな安息日であるので、仕事をしてはなりません。火をたいてもいけません。」と。これから、神は、イスラエルの人々に、幕屋を造る準備をしなさいと言います。その時に、神はイスラエルの人々に大切なことを言っています。それは、神をまず礼拝をすることです。それは、十戒にもありますが、安息日を守ることです。これは、神を礼拝することだけではなく、一人一人が健康を維持するために必要な休みを取ると言うことになります。

35:4~35幕屋建設の準備

 モーセは、イスラエルの人々に、自分たちで持っている持ち物から主への献納物としてささげなさいと言っています。その内容は、金、銀、青銅、青、紫、緋色の毛糸、山羊の毛、赤く染めた雄羊の毛皮、じゅごんの皮、アカシア材などなどです。

 そして、集めた物で、神が命じられた物を作るように言います。その内容は、幕屋、天幕、覆い、留め金、壁板、横木、柱、台座、掟の箱とそれを担ぐ棒、贖いの座、至聖所の垂れ幕、机とそれを担ぐ棒など、更に備えのパン、燭台とその祭具、ともし火皿、灯油、香をたく祭壇とそれを担ぐ棒、聖別の油、香草の香、幕屋の入口にかける幕、洗盤と台、庭の幔幕とその柱と台座、庭の入口の幕、幕屋の杭と庭の杭、およびその綱、聖所で仕えるための衣服、祭司のための祭服などです。

 イスラエルの人々は、幕屋の仕事とすべての作業、祭服などの用いるために、神への献納物として携えて来ました。女性も皆、自分の手で紡ぎ、紡いだ青、紫、緋色の毛糸、亜麻糸を携えて来ました。モーセを通して神が行うようにお命じになったすべての仕事のために、イスラエルの人々は皆、随意のささげものを神に携えて来ました。後で、ユダ族のフルの孫、ウリの子ベツァルエルとダン族のアヒサマクの子オホリアブを選び、神の霊を満たし、どのような工芸にも知恵と英知と知識を持たせ、すべての細かい工芸に従事させ、人を教える力を与えています。

 ここで、とても大切なことは、イスラエルの人々は、すべて進んで心からささげようとしていることです。神やモーセから言われたからと言うことではなく、強制されたと言うことではなく、自ら進んでささげようとしていることです。この自分の意志で、自ら進んで心からささげようとする心が大切だと思います。このことは、私たちの信仰生活でも、とても大切なことです。

祈り 神よ、あなたは、イスラエルの人々と再契約をしてくださいました。それに、イスラエルの人々は答えて、自ら進んで、心からささげようとしています。喜んで奉仕したいと願っています。あなたは、このイスラエルの人々の心を喜ばれたと思います。私たちも、そのような思いを持つことができるように、導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                             」アーメン。

共に祈ってくださり、感謝します。主の祝福を祈ります。(横山厚志)

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