祈祷会 民数記28章「ささげものの規定」 2022.8.24
第2回人口調査が行われました。約束の地に入るための準備がなされていきます。軍隊の配置、土地分割のための準備、また氏族に男子がいない場合の土地相続の問題も解決され、モーセの後継者ヨシュアも決まりました。そして、次に、新しい世代のイスラエルの人々が約束の地カナンに入った場合、神の民として、どのようにして神を礼拝していくのかを、年中行事をとして、細かく区分し、指示しています。動物のささげものや定められた日のささげものや、その守り方などに関する律法はすでに与えられています。今日の聖書の箇所は、レビ記23章に書かれてあります。荒れ野の生活では守ることができなかった祝祭日やささげることができなかった農作物のささげものについて、約束の地に入る前に詳しく知らされ、入ってすぐにでも守ることのできるように備えがなされています。
項目別ささげものの一覧表
雄の子羊 雄羊 雄牛 雄山羊
・毎日(28:3~8) 2
・安息日(28:9~10) 2
・月の第1日(28:11~15) 7 1 2 1
・第1の月の15日から7日間 7×7 1×7 2×7 1×7
(28:16~25)
・初穂の日(28:26~31) 7 1 2 1
ささげものの動物はすべて雄、雄の子羊は1歳の傷のないもの、雄の子羊、雄羊、雄牛はすべて焼き尽くすささげものとする。雄山羊はすべて罪の贖いのためにささげものとする。
穀物のささげもの 注ぎのささげもの(ぶどう酒)
雄の子羊1頭につき 上質のオリーブ油4分の1ヒンを混ぜた 4分の1ヒン
小麦粉10分の1エファ
雄羊1頭につき 油を混ぜた小麦粉10分の2エファ 3分の1ヒン
雄牛1頭につき 油を混ぜた小麦粉10分の3エファ 2分の1ヒン
・1~2、序文
主はモーセに、イスラエルの人々にいうようにと話される。主にささげるものの中で、燃やしてささげる宥めの香りとして、定められた時に忠実にささげなさいということです。
・3~8、日ごとのささげもの
無傷の1歳の羊を2匹、日ごとの焼き尽くすささげものとして、毎日朝夕に1匹ずつささげるのです。
・9~10、安息日のささげもの
この日には、無傷の1歳の羊2匹をささげて、上等の小麦粉10分の2エファにオリーブ油を混ぜてつくった穀物のささげものとぶどう酒のささげものを添えます。
・11~15、1日のささげもの
毎月の1日には、若い雄牛2頭、雄羊1匹、無傷の1歳の羊7匹を焼き尽くすささげものとして、主にささげます。
・16~25、除酵祭のささげもの
第1の月の14日は、主の過越しです。15日は、祭りの日です。人々は7日間、酵母を入れないパンを食べます。初日には聖なる集会を開きます。人々はいかなる仕事もしてはいけないのです。
・26~31、七週祭のささげもの
穀物の初物の日です。七週祭で、新穀のささげものを主にささげる時は、聖なる集会を開きます。どのような仕事もしてはいけないのです。人々は、若い雄牛2頭、雄羊1匹、1歳の羊7頭を焼き尽くすささげものを主にささげ、宥めの香りとします。
エジプトを出てから、40年が過ぎました。新しい世代になって、まもなく約束の地に入っていきます。新しいイスラエルの人々が、約束の地で、神の民としてふさわしい生活をする、それは日々、神を礼拝することです。旧約の時代と新約の時代では、礼拝の形は変わっていきますが、根本は変わりません。神を中心とする生活です。
ローマ12:1
こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたがなすべき礼拝です。
祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を持つことができましたことを、心から感謝します。イスラエルの人々が、神を中心とした生活をしたように、私たちも、イエス・キリストの十字架のもとで、あなたを中心とした生活をすることができますように、守り導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。
皆様の祈り「 」アーメン。
共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志)
コメント