4月7日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会      出エジプト記37章「イエス様の十字架の意味」     2021.4.7

 神は、イスラエルの人々と再契約を結んでくださいました。もう一度、幕屋を造ることを指示しています。幕屋は、神とイスラエルの人々が出会う場所です。どのようなものがあるのでしょうか。

・1~5、掟の箱

 これは契約の箱とも言われています。幕屋の中の一番大切な所、至聖所の中に置かれます。この箱の中には十戒の書かれた2枚の石の板やマナを入れた金の壺やアロンの杖などが入れられます。

・6~9、贖いの座

 契約の箱の上部になります。この上には1対のケルビムが向かい合って、顔を贖いの座に向けられています。翼は広げて顔を覆っています。

・10~16、机

 机の上には、12のパンが置かれます。12は、イスラエルの12部族を現しています。神が、イスラエルの人々を養ってくださることを意味しています。

・17~24、燭台

 アーモンドの形をしたがくと節と花弁が一体となっています。6本の支柱が左右に出るように作り、一方に三本、他方に三本付けになっています。一本の支柱にはアーモンドの形をしたがくと節と花弁を付け、もう一本の支柱にも3つのアーモンドの花の形をしたがくと節と花弁を付けてあります。次に7個のともし火皿、芯切り鋏、火皿が作られます。燭台には絶えず、ともし火が灯されます。神の栄光が満ちていることを意味しています。アーモンドの花は、春一番に咲く花で、復活を意味していると言われています。

・25~28、香をたく祭壇

 正方形に作られ、その四隅の角を祭壇から生えるように作られています。香をたくことによって、神への祈りを意味しています。

 幕屋の中の聖所に置かれているものです。1つ1つが大切なものです。特に、幕屋の中の一番大切な場所の至聖所に置かれる契約の箱は、重要です。この至聖所は、年に一度だけ大祭司が入ることがゆるされた場所です。イスラエルには、年に一度、贖いの日があり、この時に、大祭司は、動物の血を携えて、至聖所に入ります。そして、自分のために、自分の家族のために、イスラエルの人々のために、契約の箱の上の贖いの座に、動物の血を注ぎます。イスラエルの人々の全体の罪の贖いをするのです。大祭司自身も自分の罪の贖いをしなければなりませんでした。

 これらを見ると、幕屋で何が行われているのかが分かります。幕屋は神と人が出会う場所です。人の罪の贖いが行われているのです。人の罪の赦しがなされているのです。旧約聖書の神への礼拝は、人の罪を贖うことが中心でした。それは、繰り返し、人の罪のために動物が身代わりにささげられているのです。もちろん、それは完全な罪の赦しにはならず、繰り返し、動物がささげられているのです。やがて、イエス・キリストの十字架の血によって、完全な罪の赦しがなされていきます。

ヘブライ9:11~12

けれども、キリストは、既に実現している恵みの大祭司としておいでになったのですから、人間の手で造られたのではない、すなわち、この世のものではない、更に大きく、更に完全な幕屋を通り、雄山羊と若い雄牛の血によらないで、御自身の血によって、ただ一度聖所に入って永遠の贖いを成し遂げられたのです。

 この言葉によって、イエス・キリストの十字架の死の意味を理解することができます。イエス様の血が完全な罪の贖いになっているのです。神の前で、人の罪は完全に解決されているのです。そのためには、旧約の動物の犠牲の血が必要だったのです。

祈り 神よ、日曜日には、イースターを祝うことができました。イエス様の十字架の血が、私たちの罪の赦しであることを示されました。罪のこと、罪の赦しのことを、イエス様の十字架を通して、しっかりと受け止めることができますように、教え導いてください。イエス様のお名前によって、祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                                」アーメン。

共に祈ってくださり、感謝します。(横山厚志)

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