12月22日の祈祷会の内容です。

祈祷会

祈祷会      民数記3:1~26「レビ人の務めより」     2021.12.22

 民数記の1章では、イスラエルの12部族の20歳以上の男子の数を数える第1回人口調査が行われました。これは、戦うことのできる兵士の数を数えることでした。2章では、幕屋を中心として、12部族の東西南北の配置がなされていました。この時に、イスラエルの人々はシナイの荒れ野にあり、移動しながら旅を続けていました。今日の3章では、レビ人の務めに関することが書かれてあります。3章は、少し長いので、半分に分けて学んでいきます。

・民数記3:1~13、レビ人の務め

 アロンの子らの名前ですが、ナダブ、アビフ、エルアザル、イタマルの4人でした。ナザブとアビフですが、祭司職の祝福を受けて、実際の仕事する時に、規定に反した炭火を主のみ前にささげたために、死を招いてしまいました。父アロンにとってはとても厳しいことが起ってしまったのです。(レビ記10:1~2)それでも、神は、エルアザルとイタマルが祭司の務めをすることがゆるしました。神は、レビ人に、アロンとイスラエルの人々の共同体のために、幕屋を警護し、幕屋の仕事をするようにします。幕屋になるすべての祭具を守り、幕屋を守り、幕屋の仕事をするのです。レビ人の中でアロンとのその子らが、祭司職をすることになります。

・民数記3:14~20、レビ人の人口調査

 主は、シナイの荒れ野でモーセに話しました。レビの子らを家系に従って、氏族ごとに登録し、生後1ケ月以上のすべての男子を登録することになるのです。12部族とは数え方が違います。それは、数えることの内容が違うからです。レビの子らの名前は、ゲルション、ケハト、メラリです。ゲルションの氏族ごとの名前は、リブニ、シムイです。ケハトの子らの氏族ごとの名前は、アムラム、イスハル、ヘブロンです。メラリの子らの氏族ごとの名前は、マクリ、ムシです。

・民数記3:21~26、ゲルションの氏族とその務め

 生後1ケ月以上の男子で登録された者は、7500人です。彼らは幕屋の裏手、西側に宿営します。代表者はエルヤサフです。彼らの幕屋の務めは、幕屋と、天幕とその覆い、幕屋の入り口の幕、幕屋と祭壇を囲む庭の周りの幕とその入り口の幕、綱、およびそれに関わる仕事です。(幕に関すること)

・レビ人に関すること

 創世記34章にはシケムでの出来事が書かれてあります。ヤコブには二人の妻と二人の召使がいました。彼女たちの間に12人の男の子が生まれたのです。他に一人の女の子が生まれました。ディナといいます。イスラエルの人々がヒビ人の土地に入った時に、ディナは土地の女性の所に遊びに行きました。そこで、ハモルの子シケムがディナを捕え、共に寝て辱めてしまいました。その結果、シメオンとレビが、剣を取って、ヒビ人の男たちを殺してしまったという事件が起りました。ヤコブはそのことを深く悲しみました。創世記49章のヤコブの祝福では、シメオンとレビを呪っています。

 また、出エジプト記32章の金の子牛の像の事件では、神に従う行為に出たので賞賛されて、祭司職に委ねられたのです。レビは失敗と成功をしています。その上で、大切な役割を与えられています。

 更に、イスラエルの人々の中で、レビ人を初子としています。実は、出エジプトの10番目の災いの時に、死の使いは、エジプトのすべての初子を打ちました。その時に、神は、イスラエルの初子を人から家畜まで、ことごとく聖別して、ご自身のものとされたのです。「初子」を大切にする考え方があります。

ローマ5:12,18

12このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。

18そこで、一人の罪によってすべての人に有罪の判決が下されたように、一人の正しい行為によって、すべての人が義とされて命を得ることになったのです。

 人の罪は、アダムによって罪が生じ、死が入り込んできました。そして、イエス・キリストによって、すべての人の罪が義とされて、命を得ることになりました。これは、イスラエルの人々を通して、神が初子をどのように理解しているのかが、分かります。初めての人であるアダムによって罪が入り、死ぬことになりました。そのことが、すべての人間に入って来たのです。そして、神の子イエス・キリストの十字架の死によって、すべての人間の罪の救いが完成したのです。

祈り 神よ、祈る時を与えてくださり、感謝します。あなたはレビ人を選び、祭司の役割を与えられました。それは、すべての人間を救うために、必要なことでした。神と人とつなぐ役割が必要だったからです。それが、私たちにとって、イエス・キリストになっていきました。このキリストによって、私たちの罪の赦しが完成することになったのです。感謝します。この感謝を、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                           」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)

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